Sailatalarama Vihara/Ambarangoda




悪魔祓いの仮面で有名なアンバランゴダ

海沿いのアンバラゴダの街から内陸にググッと入った山間部にある寺Sailatalarama Vihara
山道を登った山頂近くにある寺のため、近所の人が気軽に参拝に訪れるような寺ではない。

そんな辺鄙なところにある寺に行った理由はただひとつ
…みなさんお判りですよね…



境内には小さなストゥーパと僧院と本堂がある位の実に地味〜なお寺
本堂も↑ご覧の通り。
あまりにも地味な境内の様子にチョット不安になる。

とりあえず本堂に入る。




地味な外観からは想像も出来ないカラフルな世界が展開されていた。
横一列に並ぶ仏陀像。一仏陀一拝みの割合で手を合わせる人達。

そしてその壁の向こうには…



おおお、いらっしゃいました。
こちらのボスキャラ、大寝釈迦像である。

    

この寝釈迦さん、長さは35メートル
いつ造られたのかは全くわかりません。そんなに古いモノではないと思うのだが…
スリランカの仏像もご多分に漏れずしょっちゅう塗り直しているので見た目では古いのか新しいのか判断が出来ないのだ。
この時も塗り直しの時期だったのだろう。寝釈迦さんの塗装が剥がされて(剥がれて?)いた。



壁に描かれた模様を修復するおやじさま。寝釈迦さんの方もよろしくたのみますよ。
おっ、足元にまたまた青ブッダ発見。
黄色と青の組み合わせって、やっぱりヒンズーっぽいとしか言いようがない。

    

胎内に入れるとか後ろに回りこめるとかそういった大仏ギミックのようなものは特になかったが、他の参拝者もおらず貸切状態で頭の先から爪先までみっちり観察出来て中々よろしかった。
普段、他の参拝客がいるとどうしてもがぶり寄り、じゃなくてかぶりつきで見ることもままならないオーバー30メートルのヘビー級寝釈迦、がっちり堪能させてもらいました。

手前の部屋の隅には壁画と彫像が一体となった仏陀来迎の様子が。五体投地でお出迎え。





両サイドには奇麗に着飾った象さん同士が睨み合い。
今にも一戦交えそうな緊張感あふれるシーン!なはずなのに…このユルさは何?
それは象さんの目が全然本気じゃないからだよ。

    


キッチリ寝釈迦さんを満喫した後は庭を散策。



山の上だけに敷地は狭いが眺めはいい。
東屋から見おろすと見事なまでの椰子のジャングルが地平線まで広がっていた。


次の大仏へGO!


スリランカ仏教最前線


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