萬佛寺/沙田 ManFatTsz
寶福山を参拝したあと、萬佛寺に向かう。ここは多くの観光客が訪れる香港有数の名刹、なはずだったのだが‥
寶福山の裏手から始まる参道にはズラリと金ピカ坊さんの像が並んでいる。この時点ですでに珍寺冥府魔道。
こんな感じの人達ばっか。
‥これをつくった人は絶対全人類が金色だと思っているに違いない
そんなこんなで金の坊さん道を登ること20分、ようやく萬佛寺に到着する。
大雄寳殿の中にはその名の通り、壁にぎっしりと小さい仏像が並んでいる。
その数、12800体。さらに下の方には7〜80センチ位の羅漢像がズラリ。
中央には厨子に入った三尊像、そしてその手前にはガラスケースに納まった坊さんの像が大事そうにまつられている。
この像、なんとこの萬佛寺の創寺者、月溪法師のミイラだそうだ。
日本の即身仏といえばモロ、ミイラなのだが中国などでは即身仏はこうして金箔を貼り綺麗にデコレーションするのだ。
で、その結果、仏像なのか即身仏なのかいわれなければ判らない状態になってしまうのだ。
この月溪さんのミイラも説明の札があったから判ったものの、なかったら先程の道端の坊さんのお仲間かと思ってしまうところだった。
月溪法師が亡くなったのが1965年、そのころは比較的普通の寺であったと思われる。
その後1980年代に入ってから主持(というのは住職の事であろうか)が変わってから前出の金ピカ羅漢などの良いキャラが登場するようになったらしい。
さて、最強キャラを求めて先に進もうか。
大雄寳殿を出ると境内の様子が見渡せる。
九重仏塔を中心に相当変わった像がさして広くない境内いっぱいに展開されている。
東屋の下には観音様。背中合わせに韋駄天がいる。
境内の両脇には屋根が設けられその下にはカラフルな18羅漢像が並んでいる。
羅漢さま。動物とのからみがお好きなようである。虎とじゃれているのかいじめてるのかは不明。
左、文殊菩薩 右、普賢菩薩。
どちらも菩薩像と乗り物の動物のギャップがアンバランス。
象さんの下を潜ってみました。気になる局部はこんなでした。もしかしたら水が出る!?
で、六角九重の仏塔は萬佛塔という。内部は螺旋階段になっているが登らせてもらえませんでした。
何でも数年前に水害があったらしく、いくつかの建物はまだ修復中らしい。ここもそうなのかも知れない。
各階の各壁に仏像が置かれていてそこが明かり取りになっている。
境内の端っこのほうにまたしても金色軍団が登場。
その中に驚愕のビックリ人間を発見!
やけに足の長い人と異常に手が長い人がいました。
仏教の説話か何かにこんな人達が登場するのだろうか‥
深いぜ!!仏教!
この寺の境内からさらに来た方向と逆にも金色軍団の下山道があった。どこまで続くのやら‥と思って見に行ったらいくらも行かない内に終わってました。
まだ建設中だったみたいです。
私の仏教に対する想像の範疇を遥かに越える素敵な坊さん達にあえて嬉しかったです。
次へ行きましょう 香港珍寺遊戯に戻る 珍寺大道場に戻る