台湾大佛列伝3;おまけ



台湾大佛列伝3、最後までお付き合いいただきありがとうございます。

最後におまけ、ということで脈絡のない小ネタを幾つか。





天上天下唯我独尊像


空港のある桃園から台北に向かう高速道路から見かけた寺。

これが今回の旅の大仏ファーストコンタクトだった。



土地公像

三芝の頂山寺に行く途中で見かけた巨像。
山の上にデーンとそびえていた。高さは15メートル前後か。
車の運ちゃんに聞くと土地公という土地の守り神だという。土地公は場所場所で様々な神さまが祀られているが、ここはお爺さんだった。
土地公でこれだけの巨像はあまりないので余程地元に好かれているか御利益があるか、どっちかでしょう。



三芝の頂山寺の裏山を越えるとそこは墓地

沖縄の亀甲墓に良く似た墓が山の斜面に展開されていた。

このような墓を見ると「墓は民族の尺度だ」と誰かが言ってたのを思い出す。



で、またまた三芝の頂山寺の近くにあった観音像
一体一体数えたわけではないが三十三観音なのだろう。

周りにはな~んにもない山の中。そのカーブに面して並ぶ三十三観音軍団。
あまりにも唐突で、何故こんなところに?としか思えなかった。



三芝や石門近辺では石花凍というモノが名物だそうだ。

車の運ちゃんがしきりに勧めるのでひとつ買ってみた。
大きな食缶からコップに移したものを手渡される。
飲んでみると…
…激甘い「ところてん」でした…



新竹の夕暮れ。
激しい雨が一瞬止み、奇麗な虹が出た。

実は愚息がおしっこを我慢していてそれどころじゃなかったんです…

この後、虹は奇麗なダブルアーチに。

帰国後、朝潮親方の「ダブルアーチ」発言を聞いて 「うんうんそうだよね、ダブルアーチって奇麗だよね」と、頷いてしまいました。




日本ではお盆が過ぎた頃だったが、台湾では七夕だった。

台湾では七夕は季節の行事であるとともにバレンタインデーでもあるらしい。従って若い衆はデパートでプレゼントの吟味に余念がない。

新竹の下町の雑貨屋に七夕の飾り物が売られていた。



飾り物はランタンのような形状だ。



中には七娘夫人の絵が印刷されていた。

七夕に七娘夫人を祀るのは台湾を含む華南地方では盛んだというが、大陸でもこの日に告ったりするんだろうか?



台湾の市街地はバイクが多い。

で、交差点前にはバイク用の停車スペースがある。
何か好きなんだよな~、この図案。



台湾ではいわゆる台語、繁字体を使用しているので、日本人にとっては略字の多い大陸の文字よりも遥かに読みやすい。でも微妙なニュアンスが判らずにいつも苦労する。例えば足マッサージ店を探していたら見つけたこの小娘娘。
…どーーーー見ても風俗でしょコレ。
でも健康美麗事業って書いてあるし…

ちなみに隣の「男女皮包精品」の店は普通のカバン屋さんでした…







九天玄女廟


古奇峰の帰りに見かけた廟。









勿論注目は廟の左右にある龍の階段。



中には入りませんでした。

今思えば何で入らなかったのだろう?



台中駅前の旧市街。
駅前の運河を中心にバスターミナルが広がる繁華街。

だが、その背後には恐ろしいまでに巨大な廃墟。
最上階の回転式展望台も相当危険な状態。
何故か全部の窓ガラスが親の仇のように割られてました。


ちなみに手前(右)の伝統的な家屋も廃墟。



台中市の新市街の目抜き通りには台中名物太陽餅の店が次から次へと並ぶ。

ハッキリいってボソボソしてあまり旨いとは思えないのだが、何故かこのエリアには異様にこの太陽餅を売る店が多い。
こんなボソボソ饅頭売るならコンビニとか飯屋とかの方がいい商売になると思うのだが、商売上手の台湾の人達がチョイスしているのだからいい商売なんでしょう。



何故かアグレッシブな看板が多い。

太陽餅の店ばかりが目立つ台中の夜であった。



台中市にて。

別に深い意味はありません。

見たまんまです。



これまた台中市にて。

ゴージャスな外装。建物の前には噴水。

ナイトクラブかと思いきや、実はコレ、海老の釣堀なんです…



豪華な外観とは裏腹に内部ではホットな狩猟が行われている。

餌はレバー。

水槽の底には車海老がみっしりと。

よっしゃあ~今夜の晩飯は海老の食べ放題だぁ~!



釣った海老はロースターでセルフ焼。

注文すればビールから点心からご飯ものまで持ってきてくれる。


…結局一匹も釣れませんでした…

隣のバカップルとかジャンジャン釣ってたのにい~



手足にローラースケートを履かせた犬のぬいぐるみを散歩させていたチビッコ。
犬は手足が動くようになっているが無理矢理ローラースケートを履かされているので歩くたびに後ろ足がズルズルッ、ズルズルッと滑ってしまう。
その亀より鈍い歩みを飽きもせずずっと見つめているチビッコ。

あまりにもシュールな光景に我が目を疑っちゃいました。




台中といえば茶芸館

普通の観光客は台中といえば大仏とか関公廟とか行かないでここに来るらしい。
古い建物ではないのだろうが、中央の池を囲むように趣のある建物が建ち、古式ゆかしき雰囲気を醸し出していた。

お茶もだけど食べ物が美味しかったです。



茶芸館内部

外は大雨。

隣の席では赤ちゃん連れのお父さんがスポーツ新聞を読んだり、お茶を飲んだり。

お母さんは店内で売られている食器のチョイスに余念がありませんでした。



台中の国立自然科学博物館

以前来た事があったが、新しい展示もちらほら。
そのなかで一番気に入ったのは、この顔だけモニターロボ。
別に何てことないんですけどね。気持ち悪さはピカ一でした。




宝覚寺

ここも再訪。

以前来た時は胎内に入れなかったので今度こそ、と意気込んで行ってみた。

またしても内部は閉鎖されていた。
それ以上に周りの本堂などの建物がガラっと新しくなっていた



背後の丸窓は相変わらずなんですけどね~。



台中のレストラン

ここはナンジャタウンよろしく昔の日本統治時代の街並みが再現されていた。台湾の人にとっては古き善き時代なのだろうか。

飾られている看板を見ると当時から日本の製品が多かったのに気づく。




飯を食いながら眺める昔の歯医者の診察椅子。





店内の一番奥には映画館のファサードがあり、中に入ると映画のポスターや映写機が並んでいた。

勿論ブルースリー師父のポスターもある。

ちなみにあまりにも面白すぎて大陸では近年まで上映されなかったとか。



一番気になったのはコレ。

艶諜 三盲女。

すげー見たい。




ところ変わって鹿港。

天公宮周辺は多くの屋台が集まり祭のよう。







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九曲巷

細い路地が延々続く。一応観光地らしい。
台湾の人にとっては懐かしー、的な街並みなのだろう。

申し訳ないけど、何かビンボくさかったです。




鹿港の旧市街にあった占い屋。

三百年前八卦古井だそうです。

地味なレンガ塀が延々続く退屈な街並みの中で赤黄の看板がやけにアグレッシブな印象を受けた。

あ、開運印鑑とかやってますね…




何故か古い町並みにそぐわないゲテな外観。

道にまで張り出した看板やら人形やら。


ただならぬ雰囲気に近寄ってみると…




不可思議捜奇博物館


おやおや。こんなところにこんなモノが。

まあ、台湾の人達は結構この手のモノが好きみたいだしね~。




まあ、展示はこんなのとか、



こんなのとかでした。

狭い割には結構盛りだくさんの内容でした。



街に貼ってあったこっちのポスターも気になったが、丁度定休日みだった。



街のレトロ喫茶

ガッチャマン!











萬佛寺の近くの九二一地震教育園区

1999年9月21日に起きた大地震の爪痕を保存展示した施設。


国立自然科学博物館の分館でもある。

元々は学校であった。



グラウンドの陸上トラックがこのようにずれてしまった。
その段差の大きさに改めて地震の恐ろしさパワーの強大さを思い知らされた。

これじゃあ大仏も傾くわけだ。




建物もこのとおり。




校舎もこの通り。

中央の水色の建物は正面から見る限り損傷はないが、その左右、特に左側の建物は原型を留めていない。





台中から空港へ戻るバスの車中。

しかし大仏帝国、台湾では寝たり本を読んだりすることは許されないのだ。

いつどこで大仏が出現するかわからないし、実際かなりの頻度で出現するのだ。




墓地にそびえるデカイ神さま。

豊原辺りだったと思う。



ここも確か墓地の一角だったと思う。

墓地と大仏(大神像)は密接な関係アリ、と見た。

その他、苗栗、三義でも大仏や大神像を見かけたが写真が撮れませんでした…



新竹にも大仏があった。

恐らく市街地ではなく、台湾のシリコンバレーである新竹科学工業園区に近い辺りと思われる。





空港の売店にあった看板


この人には一生勝てません…










という訳でこの辺で台湾大佛列伝3お開き、ということで。

おしまい


台湾大佛列伝3
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