スリ・ヴィラマカリアマン寺院
SriVeeramakaliammanTemple
リトルインディア。
シンガポールにいる事を一瞬忘れさせてくれるインド世界。結局シンガポールではこの街に滞在していたのでほとんどカレーばっか食べてました。旨かったっす。シンガポールに行ったというより、印象としてはリトルインディアという国に行った、という感じ。
そんなリトルインディアでも流石はシンガポール、ゴミは落ちていない。清潔で親切でボラないで物売りが付きまとわないで物乞いのいないインド。そんなテーマパーク化された実際にはありえないインドがここにはある。
そんなリトルインディアの中心部にあるスリ・ヴィラマカリアマン寺院。
前項のスリ・スリニバサ・ペルマル寺院とほぼ同じ頃に創建、建設されている。
通りに面して立派なゴープラムが建っている。
ゴープラムには隙間なく神像が施されていて、その密集具合に圧倒される。
ゴープラムは4層+屋根で構成されていて、中央には3つの窓が開いている。
窓の中はどうなっているのか知りたかったが、結局ナゾだった。
内部に部屋があったりとは思えないのだが・・・
いかがでしょう、この濃密な装飾っぷり。
人(神)体によって埋め尽くされるこのゴープラムを見ているとヒンズー教は神様をそのまま表出することで寺のデザインが成り立っているように思える。こんなに神様がいるんだぞ、だから凄いんだ、みたいな。
それはそのままヒンズー教の世界観をあらわしているのではなかろうか。
このセンスは大好きである。
下から見上げると物凄い威圧感である。こぼれ落ちてきそうな感じが堪らない。
靴を脱いで中に入ると人ひとヒト・・・
お参りラッシュアワーにぶつかったようである。
あまりの人で中は良く見られなかったが、狭い境内に沢山の神像があった。本尊は例によって黒一色の神像だったみたい。
本堂の外にも祠があってそちらも人気の神様がいるらしく、多くの人達が並んでいた。
さて。
スリ・ヴィラマカリアマン寺院の近くにはヒンズー教の神様グッズやサリーを売る店がたくさんある。
そんな一画に鳥占いがあったのでやってみた。
路上に机を置いただけのいたってシンプルな占い店。オヤジ様に占いヨロシク。と言うとおもむろに札を並べはじめる。
そして鳥かごを開けると中からインコが出てきて並べられた札の中から一枚をくわえ出してホイっと投げて再び鳥かごに入っていった。
その間わずか数秒。電光石火の早業であった。
取り出された札をおもむろに開くオヤジ様。
中からはサラスヴァティーという神様が出てきた。
これは日本でいうところの弁財天、弁天様なので学業とか芸能方面に御利益あり、ということにしました。
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