〜メコンに華咲くルアン・プーの野望〜


ラオスの首都、ヴィエンチャンと対岸の街、タイノーンカイメコン川を挟んだ国境の街である。

両方の街は「友好橋」というしらじらしい名前の橋で結ばれており、人の行き来も盛んだ。

ヴィエンチャンにはタイ製品が、ノーンカイにはラオス土産が溢れているのを見ると両者の結びつきが強いのを感じる。

さて、国境の街というとかつての東西ベルリンとかハードなイメージを持たれるかも知れないが、そこはホレ、呑気なお土地柄ですから、メコンで泳いだり舟で漁をしてたり、のほほ〜んとしたムードが漂っております。雰囲気としては利根川や淀川となんら変わりは無い。で、旅行者も結構簡単にこの橋を渡って両国を行き来出来るのである。ただし日本人の場合ラオス入国には結構高いビザ代がかかるけど。

さて、この対岸の双児都市、ヴィエンチャンとノーンカイ。はっきりいって見どころらしきものがほとんどない。その中で、最大の見どころといえばルアン・プーという怪僧がつくりあげたふたつの寺、というか庭園である。ヴィエンチャンのワットシェンクアンとノーンカイのワットケークである。

というわけでまずはヴィエンチャンのワットシェンクアンから行きましょうか


2000.12.
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